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黒い外壁は暑いのか?色々測ってみた

2026.07.24

毎日暑い日が続いています。

ショールームの南側には大きな掃き出し窓があります。
夏場は日差しが入りやすいため、ウッドデッキにタープを設置しました。

「タープでどれくらい効果があるのだろう?」
「黒い外壁は本当に家の中まで暑くなるのだろう?」

そんな疑問が湧いたので、放射温度計を使って実際に測定してみました。

この日(7/24)の気象条件

測定した時の環境は次のとおりです。

 

  • 室温 28.6℃ 
  • 室内湿度 45%
  • 外気温 33.8℃(+5.2℃)
  • 外湿度 54%(+9%)

エアコンで室温は保たれていますが、屋外は真夏の暑さです。

いろいろな種類の外壁表面温度を測定

まずは外部の表面温度です。

測定場所 表面温度
黒いガルバリウム外壁(日向) 67.4℃
木製外壁(日向) 58.1℃
白い塗り壁(日向) 49.2℃
ウッドデッキ(木陰) 40.8℃
タープで日陰になった塗り壁 40.3℃

やはり黒いガルバリウム鋼板は一番高温になりました。

太陽の熱を吸収し、表面温度は約67℃。

一方で、タープによって日陰になった塗り壁は約40℃まで下がっていました。

日差しを外側で遮るだけで、約10℃も表面温度が下がることが分かります。

室内側も測ってみると…

続いて室内側を測定しました。

測定場所 表面温度
窓枠付近 37.3℃
窓際の床 33.8℃
室内の壁 28.1℃

先ほどのガルバ外壁の内側の壁を測定。

外壁は67.4℃なのに、室内の壁は28.1℃だったこと。

外壁と室内壁では約40℃もの温度差があります。

なぜ熱が伝わらないのか?

今回測定したショールームは、

  • 柱間にグラスウール105mm
  • 外側にミラフォーム30mmの付加断熱
  • 外壁の裏側には通気層

という仕様になっています。

黒いガルバリウム鋼板は確かに高温になります。

しかし、その熱は

外壁 → 通気層 → ミラフォーム30mm → グラスウール105mm

という何層もの壁を通る間に大きく遮られます。

さらに通気層には空気が流れるため、熱が外へ逃げる効果もあります。

つまり、

外壁の表面温度=室内の暑さ

ではありません。

断熱性能と通気層がしっかりしていれば、外壁の熱は室内までほとんど伝わらないのです。

夏に一番熱が入るのは「窓」

今回の測定で、もう一つ分かったことがあります。

室内で最も温度が高かったのは、

壁ではなく窓周辺でした。

  • 室内壁 28.1℃
  • 窓枠 37.3℃

約9℃もの差があります。

つまり夏は、

壁よりも窓から熱が入る

ということです。

だからこそ、

  • タープ
  • 外付けブラインド
  • すだれ

などで、窓の外側から日差しを遮ることがとても重要になります。

タープの効果を実感

今回タープを設置したことで、

掃き出し窓へ当たる直射日光が大幅に減りました。

外壁やデッキの温度も下がり、窓周辺の熱負荷も軽減されています。

エアコンで冷やした空気を無駄にしないためにも、

夏は「断熱」と「日射遮蔽」をセットで考えることが大切だと改めて感じました。

快適な家づくりに必要なのはトータル設計

「黒い外壁だから暑い。」

そう思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。

今回の測定では、

  • 外壁表面 67.4℃
  • 外気温 33.8℃
  • 室温 28.6℃
  • 室内壁 28.1℃

という結果でした。

外壁は非常に熱くなっていましたが、その熱が室内へ大きく伝わることはありませんでした。

一方で、最も熱の影響を受けていたのは窓周辺です。

だから私たちは、

  • 高性能な断熱材
  • 付加断熱
  • 通気層
  • 高断熱サッシトリプルガラス
  • 軒やタープによる日射遮蔽
  • 適切なエアコン計画

これらを一つひとつ積み重ねて設計しています。

「断熱性能だけ」でも、「外壁の色だけ」でも快適な家にはなりません。

住まい全体をトータルで考えることが、暑い鳥取の夏でも快適に暮らせる家づくりにつながると、今回の実測で改めて実感。

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