睡眠不足

2026.07.17

今週末は、テニスを教えている子どもたちにとって大切な県中総体があります。

練習の最後に選手たちへ伝えたのは、技術や戦術のことだけではありません。

「大会前だからこそ、しっかり睡眠をとろう」

どれだけ練習を重ねても、疲れが残った状態では、本来の力を十分に発揮できません。集中力や判断力、体の反応を整えるためにも、睡眠は大切な準備のひとつです。

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手も、睡眠を非常に大切にしていることで知られています。

高いパフォーマンスを発揮する人ほど、頑張ることだけではなく、しっかり休むことの重要性を理解しています。

これは、スポーツ選手だけの話ではありません。

仕事や家事、育児、勉強など、私たちが毎日を元気に過ごすためにも、質のよい睡眠は欠かせません。

寝室にエアコンがあれば快適とは限らない

近年は熱帯夜が増え、鳥取でも夜間に冷房が必要な日が多くなりました。

寝る前に部屋を冷やしてエアコンをタイマーで切る方法では、夜中に室温が上がり、暑さで目が覚めてしまうことがあります。
そのため、暑い時期は無理に停止せず、適切な温度で連続運転することをおすすめしています。

ただし、寝室の中にエアコンがあると、運転音や風が気になることがあります。

冷たい風が直接体に当たり、寒くて目が覚める。
風を避けるために温度を上げると、今度は暑く感じる。
音が気になり、眠りが浅くなる。

温度だけでなく、音や風も睡眠環境を左右する大切な要素です。

エアコンを寝室の外に設置するという考え方

タウン建設の新築リノベでは、寝室にエアコンを取り付けるのではなく、小屋裏や2階ホールにエアコンを設置する方法をおすすめしています。

小屋裏エアコンでは、小屋裏を夏の冷房室として利用し、冷やした空気を家の中へ自然に循環させます。

各部屋へ、吹き抜けやホール、壁の開口などを利用して、家全体の空気がゆっくり動くように設計します。

寝室にエアコン本体がないため、機械音や直接風を抑えながら、室温を安定させることができます。

先日完成した住まいでは、1階から小屋裏までの温度差は、わずか約1.5℃。家の中のどこにいても、温度差の少ない環境を実現しています。

大切なのは、強い冷風で部屋を急激に冷やすことではありません。

家全体をゆるやかに冷やし、暑さで目が覚めにくい環境をつくることです。

光の計画も睡眠に関係します

睡眠環境を考えるうえで、もうひとつ大切なのが「光」です。

夜に明るすぎる照明の下で過ごしていると、体が休む準備に切り替わりにくくなります。

寝る前に過ごすリビングや寝室では、明るさだけを求めるのではなく、落ち着いた光にできるよう、照明の位置や色、調光機能を考えておくことが大切です。

反対に、夏は日の出が早いため、早朝の光で予定より早く目が覚めることがあります。

寝室の窓が大きすぎたり、朝日が直接入る位置にあったりすると、遮光カーテンだけでは十分に光を抑えられないこともあります。

そのため、設計の段階から、

  • 寝室の窓の向きと大きさ
  • 朝日が入る時間
  • 外からの照明や街灯
  • カーテンやシェードの取り付け方

まで考える必要があります。

窓は大きければよいわけではありません。
必要な場所に、必要な大きさで配置することが、落ち着いて眠れる寝室につながります。

家づくりでは、広いリビングや収納量、キッチンの使いやすさなどに目が向きがちです。

しかし、人生の多くの時間を過ごす寝室も、本来はとても大切な場所です。

室温、湿度、風、音、光。

これらを設計段階から整えることで、住まいは単に寝るための場所ではなく、明日の体と心を整える場所になります。

よいパフォーマンスは、よい休息から生まれます。

そして、毎日のよい睡眠は、住まいのつくり方によって支えることができます。

タウン建設では、断熱性能や空調計画だけでなく、音や風、照明、窓の配置まで含めて、家族が心地よく休める住まいを考えています。

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