「壊す」ではなく「活かす」時代へ

今月は、リフォーム・リノベーションについて集中的に学ぶ一か月となりました。
大阪ではJBN(全国工務店協会)の既存改修委員会の視察に参加し、東京ではリフォーム産業フェアへ。全国の工務店や建築士が実践している改修事例や最新の技術・考え方に触れ、多くの刺激を受けました。
セミナー会場は溢れるほど、人が集まっていました。

タウン建設では約13年前から「性能向上リノベーション」に取り組んできました。
まだ「断熱リフォーム」や「耐震リフォーム」という言葉が今ほど一般的ではなかった頃から、住まいの性能そのものを高め、長く安心・快適に暮らせる住まいへ再生することを大切にしてきました。
しかし、建築技術や材料、制度は日々進化しています。
だからこそ、13年取り組んできた今でも学び続けることが欠かせません。全国の優れた事例や新しい工法を知ることで、お客様へより良いご提案ができると考えています。
改めて感じたのは、新築とリフォーム・リノベーションでは求められる技術が大きく違うということです。
新築は何もないところから建物をつくります。
一方、リフォーム・リノベーションは、今ある建物を活かしながら性能を高め、これから先も安心して住み続けられる家へ生まれ変わらせる仕事です。
築年数も構造も傷み具合も、住まわれるご家族の暮らし方も一軒一軒違います。
だからこそ、「この工法が正解」という答えはありません。
100軒あれば100通りの改修方法があります。
その家の状態を正しく見極め、「どこを残し、どこを直し、どこまで性能を高めるのか」を判断することが、性能向上リノベーションで最も重要な仕事です。
私たちはまず建物をしっかり調査・診断します。
耐震性能はどうか。
断熱性能は十分か。
雨漏りや結露のリスクはないか。
構造材は健全な状態か。
現状を正しく把握した上で、お客様のご予算や暮らし方に合わせて、2~3種類の改修プランをご提案します。
それぞれのメリット・デメリット、費用、将来の住まい方まで丁寧にご説明し、お客様自身に納得して選んでいただくことを大切にしています。
この仕事は、まさに住宅のお医者さんです。
建物を診断し、最適な治療方法をご提案し、責任を持って施工する。
最近ではAIも急速に進化し、情報収集や資料作成などには欠かせない存在になりました。しかし、現地で建物を診断し、お客様の暮らし方や将来まで考えながら最適な答えを導き出すことは、まだAIだけではできません。
最終的な判断をするのは、現場を知り、経験を積んだ設計士や技術者です。
だからこそ私たちは、これからも学び続けます。
13年間積み重ねてきた経験に、新しい知識や技術を加えながら、お客様一人ひとりにとって最適な性能向上リノベーションをご提案していきます。
これからもタウン建設は、「壊して建てる」のではなく、「今ある住まいを活かし、その価値をさらに高める」住まいづくりを追求してまいります。
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