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設計手法その3  ~シンプルである~

2026.06.12

これまでのブログでは、

「間取りの前に土地を読む」

そして

「住み心地は広さではなく居場所で決まる」

というテーマで、私たちが家づくりで大切にしている考え方をお伝えしてきました。

最終回となる今回は、

「美しい家はシンプルである」

をテーマにお話ししたいと思います。

設計塾で学んだことの一つに、

「良い設計ほどシンプルになる」

という考え方があります。

住宅展示場やSNSを見ると、複雑な屋根形状や凹凸の多い外観を目にすることがあります。

確かに目を引くデザインです。

しかし本当に長く愛される住宅はどうでしょうか。

昔から残る名建築や美しい住宅を見てみると、多くは驚くほどシンプルです。

余計なものを削ぎ落とし、本当に必要なものだけが残っています。

私たちが目指しているのも、そんな住まいです。

シンプルな家は強い

建物をシンプルにする最大の理由は、見た目だけではありません。

構造的にも有利だからです。

例えば、

・耐震性能を確保しやすい

・無駄な梁や柱が減る

・雨漏りリスクを抑えられる

・メンテナンスコストを抑えられる

といったメリットがあります。

住宅は完成した瞬間がゴールではありません。

20年後、30年後も安心して暮らせることが大切です。

私たちは耐震等級3を標準としていますが、それもシンプルな構造計画があってこそ実現できるものです。

屋根が家の印象を決める

住宅の外観を考えるとき、多くの方は外壁や窓をイメージされます。

しかし設計者が重視するのは屋根です。

遠くから見た時、最初に認識されるのは建物の輪郭です。

つまり屋根の形です。

シンプルな切妻屋根。

落ち着いた片流れ屋根。

水平ラインを意識した平屋。

屋根が整うことで建物全体の印象も整います。

反対に、屋根形状が複雑になると建物全体が落ち着かなく見えることがあります。

私たちはまず建物全体のプロポーションを整え、その上で窓や素材を考えていきます。

素材は時間とともに美しくなるものを選ぶ

新築時が一番美しい家ではなく、

10年後、20年後も魅力が増していく家。

それが理想だと考えています。

無垢材や自然素材、植栽などは時間とともに表情が変わります。

庭の木々は成長し、季節ごとの景色をつくります。

住まいもまた、家族とともに育っていくものです。

だからこそ流行だけを追うのではなく、長く愛せる素材選びを大切にしています。

性能・設計・庭が一体になって初めて良い家になる

私たちは高断熱・高気密住宅を標準としています。

しかし性能だけで良い家にはなりません。

土地を読み、

居場所を考え、

構造を整え、

庭とつなげる。

そのすべてが揃って初めて、本当に心地よい住まいになります。

設計塾で学んだことは、特別なデザインをつくることではありません。

その土地で、その家族が、豊かに暮らせる住まいをつくることです。

 

3回にわたり、私たちの設計手法についてお伝えしてきました。

・土地を読む

・居場所をつくる

・シンプルにまとめる

この3つは別々ではなく、すべてつながっています。

タウン建設では、間取りだけではなく、その土地だからこそ実現できる暮らしを大切にしています。

鳥取市で注文住宅や新築住宅をご検討の方は、間取りづくりワークショップに一度ご参加ください。

土地の魅力を読み解き、ご家族らしい住まいをご提案させていただきます。

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