土地を読む力が家の価値を決める

こんにちは。タウン建設の出井です。
前回は、土地選びで後悔しないためにお話ししました。
土地価格だけで判断してしまうこと。
南向きにこだわりすぎること。
周辺環境を十分に確認しないこと。
そして、決断できずに良い土地を逃してしまうこと。
実はこれらの多くは、土地そのものを正しく見ることができれば防ぐことができます。
今回は私たちが実際に現地へ行った際、
どのような視点で土地を見ているのか
をご紹介したいと思います。
土地は図面だけでは分からない
土地探しサイトを見ると、
・面積
・価格
・方位
・用途地域

などの情報が掲載されています。
もちろん大切な情報ですが、それだけで土地の良し悪しを判断することはできません。
私たちは設計申込みをいただいた後、必ず現地調査を行います。
なぜなら、現地に行かなければ分からないことがたくさんあるからです。
実際に現地へ行くと、
「思った以上に景色が良い」
「風が心地よく抜ける」
「隣家との距離が近い」
「道路からの視線が気になる」
など、図面では見えない情報が数多くあります。
家づくりは土地の上に建てるものです。
だからこそ、まずは土地を知ることが大切なのです。
まず確認するのは太陽の動き
私たちが最初に確認するのは日当たりです。

しかし単純に南向きかどうかを見るわけではありません。
確認するのは、
・冬の日差しがどこまで入るか
・夏の日差しをどう遮るか
・隣家の影はどう影響するか
・将来建物が建った場合どうなるか
といったことです。
冬の暖かい家は断熱性能だけではつくれません。
太陽の熱を上手に取り込むことも大切です。
そのため土地を見た時には、まず太陽の動きをイメージします。
現地で、太陽高度が季節によって確認できるアプリがあります。
土地によっては、北向きの敷地でも十分に明るく快適な住まいを実現することができます。
風の流れを確認する
鳥取は風の強い地域もあります。
特に冬の季節風や海からの風の影響を受ける地域もあります。
現地では、
「どちらから風が吹いてくるのか」
を確認します。
風の通り道を考えて窓を配置することで、エアコンだけに頼らない快適な住まいになります。
夏場でも風が抜ける家は体感温度が大きく変わります。
土地の持つ自然の力を活かすことも設計の大切な役割です。
視線をコントロールする
住み心地を大きく左右するのが視線です。
どれだけ立派な家でも、
「リビングが道路から丸見え」
では落ち着いて暮らすことができません。
私たちは土地を見る時、
・道路からどう見えるか
・隣家の窓の位置はどうか
・二階から見下ろされないか
・どこに庭を配置するか
を確認します。
そして窓の位置や建物配置を工夫しながら、視線を遮りつつ光を取り込む計画を考えます。
高低差が建築費を左右する
意外と見落とされるのが高低差です。
敷地が道路より高いのか低いのか。
隣地との高低差はどうか。
これによって、
・造成費
・擁壁工事
・排水計画
・基礎工事
などが変わってきます。
土地価格だけでは分からない部分ですが、建築費には大きく影響します。
だからこそ、購入前に確認しておくことが重要です。
最後に見るのは土地の可能性
私たちが最も大切にしているのは、
「この土地だからできる暮らしは何か」
を考えることです。
例えば、
・遠くの山並みが見える
・夕日がきれいに見える
・風が心地よく抜ける
・隣地の緑を借景として活かせる
そんな土地の魅力は、図面にも不動産情報にも載っていません。
しかし暮らしの豊かさに大きく影響します。
設計とは単に部屋を並べることではありません。
土地が持つ魅力を引き出し、その場所でしか実現できない暮らしをつくることだと考えています。
前回の記事で、
「80点の土地に出会えたら十分です」
というお話をしました。
なぜなら残りの20点は設計で補うことができるからです。
逆に言えば、どれだけ良い土地でも設計を間違えると土地の魅力を活かしきれません。
だから私たちは、土地探しの段階からご相談いただくことをおすすめしています。
土地を読む力。
それは家の価値を大きく左右する重要な要素です。
タウン建設では、土地の特性を丁寧に読み解き、その土地に最適な住まいをご提案しています。
土地探しや家づくりでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
EVENT
モデルルーム見学や相談会など、随時開催しております。
お気軽にご参加ください。