高知視察

先日、JBN(全国工務店協会)の既存改修委員会の視察で、高知県の矢野工務店さんにお邪魔してきました。
2日間にわたり、耐震改修工事の現場や高性能な新築住宅を見学させていただき、たっぷり勉強してきました。

今回、特に印象に残ったのは、高知県の地震に対する取り組みです。
高知県は南海トラフ地震による大きな被害が想定されている地域です。
国・県・市町村が連携し、耐震診断や耐震改修工事に対する手厚い補助金制度が整備されています。
視察で伺った話では、耐震改修を依頼される方の約半数が、自己負担ゼロで住宅の耐震化を行っているとのことでした。
矢野工務店さんでも、年間50件以上の耐震診断・設計・改修工事を手がけられているそうです。
その実績も素晴らしいのですが、それを支える技術や施工体制、そして住宅の耐震化に取り組む姿勢には、本当に学ぶことが多くありました。
また、高知では海沿いに津波避難タワーが建てられており、地震や津波が暮らしのすぐ近くにあることを実感しました。

新しく住まいを考える際にも、必ずハザードマップを確認するそうです。
鳥取では、地震よりも洪水への備えが意識されることが多いように感じますが、高知の皆さんの防災意識の高さには大きな違いを感じました。
一方、鳥取県では県が率先して進めている「とっとり健康省エネ住宅(NE-ST)」の取り組みがあり、高い断熱性能を持つ新築住宅が当たり前になりつつあります。
高知は耐震、鳥取は断熱。
取り組む課題は違いますが、行政が本気になって動くことで、地域の住宅づくりは大きく変わっていくのだと感じました。
今回、関東から参加されていた工務店の方が「自分たちの地域では人口規模が大きすぎて、同じような補助制度を設けるには予算が足りない」と話されていたのも印象的でした。
高知も鳥取も人口の少ない県ですが、小さな県だからこそ、地域全体で方向性を共有し、良い取り組みを進めやすい面もあるのだと思います。
そして、夜の懇親会も高知ならではの楽しみがありました。
名物のかつおのたたきに、豪華な皿鉢料理、そして地酒。


どれも本当に美味しく、全国から参加された工務店の皆さんとも、住宅づくりについて色々な話ができました。
しっかり勉強して、美味しいものもいただいて、とても充実した2日間でした。
タウン建設でも、断熱性能の向上はもちろん、既存住宅の耐震化にもさらに力を入れていきたいと思います。
暖かく快適で、地震にも強い住まい。
新築でもリフォームでも、安心して長く暮らせる家づくりを続けていきたいと思います。
今回お世話になった矢野工務店の皆さん、ありがとうございました!
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