前川國男邸
2026.03.23

東京の武蔵野市にある『江戸東京たてもの園』へ行ってきました。
江戸時代から昭和初期に建てられた30棟の建築物が移築復元され、展示されています。
その中でも私が一番見たかった建築がこちら

『前川國男邸』
1942年(昭和17年)品川区に建てられた前川國男の自邸です。
前川國男は、東京文化会館や東京都美術館など公共建築を中心に多くの作品があり、
日本の近代建築の発展に大きく貢献した建築家です。
戦時中の資材統制もあり、建築資材の入手が困難な時期に建てられましたが、
木造モダニズム建築と称される建物となっています。
左右対称の切妻屋根の中央には棟持柱があり、シンプルなのに特徴的なデザインです。


1階は吹き抜けのリビングがあり、2階部分とも繋がる広い空間です。
南面は全面開口で、格子窓から差し込む光が心地よく感じます。

住宅の間取りも左右対称で、居間を中心に北側に玄関と台所、南側に寝室と書斎が設けられています。
ふと、この間取りに既視感を覚えた私。
なんだか、タウン建設の平屋+αに似てませんか…?

1階に生活スペース、2階にフリースペースを設けたプラン。
最近では1.5階建てとも呼ばれ、開放感と機能性を兼ねそろえたスタイルが人気です。
令和の時代でも通用する間取りを昭和の中頃に自邸として建てた前川國男…おそるべしです。