断熱リフォーム その3

断熱リフォーム その1では、
「なぜ断熱が必要なのか」を。
その2では、
「断熱と健康の関係」についてお伝えしました。
今回は、実際の住まいでどのような工事を行い、どんな変化があったのか、
そして 補助金をどのように活用したのか をご紹介します。
ケース1:築30年・冬の寒さに悩まれていたお住まい
「暖房をつけても足元が冷える」
「部屋ごとの温度差が大きい」
そんなお悩みをお持ちだった、築30年の木造住宅です。
調査を行うと、
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窓からの熱の流出
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床下・天井の断熱不足
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見えない部分のすき間
といった点が、寒さの主な原因でした。
実際に行った断熱リフォーム工事
① 窓の断熱改修(内窓設置)
住宅の中で最も熱の出入りが多いのが「窓」です。
今回は既存の窓の内側に、樹脂サッシ+高性能ガラスの内窓を設置しました。

工事後は、窓際に立ったときの冷気が大きく軽減され、結露の発生も抑えられています。
② 床下断熱の強化
築年数が経った住宅では、床下の断熱が不十分なケースが多く見られます。
床下に断熱材を施工し、新しく無垢材の床板を施工。
配管まわりなどのすき間も丁寧に処理しました。

「スリッパなしでも過ごせる」という声をいただいています。
③ 天井・小屋裏の断熱補強
暖かい空気は上へ逃げるため、天井断熱も重要です。

小屋裏に断熱材を追加し、断熱材のズレや欠損部分も補修しました。

エアコンを切った後の室温の下がり方が緩やかになっています。
④ 見えない部分のすき間対策
断熱材が入っていても、
すき間があると性能は十分に発揮されません。
配管まわりや点検口など、
細かな部分まで確認し、気流止め処理を行いました。
工事後の変化
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室内の温度差が小さくなった
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暖房の効きが良くなった
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朝晩の寒さが以前より楽になった
数値以上に、体感としての変化を実感していただいています。
今回活用した補助金について
本事例では、環境省が実施している『先進的窓リノベ事業』を活用しています。
この制度は、既存住宅の窓を高性能な断熱窓へ改修する工事を対象とした補助金制度です。
内窓の設置や高断熱窓への交換など、窓まわりの断熱性能を高める工事が補助対象となります。
費用感と補助金の関係
工事内容や住宅の条件によって差はありますが、今回のような断熱リフォームでは、
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工事費:100万円〜200万円前後
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補助金:50万円前後(条件により変動)
となるケースがあります。
補助金を活用することで、実質的なご負担を抑えながら断熱性能を高めることが可能になります。
補助金についての注意点
※補助金制度は、年度ごとに内容や予算枠が見直される仕組みです。
予算消化されると対象工事でも補助金がもらえない場合もあります。
まずは住まいの状態や暮らし方を整理し、その結果として補助金が使えるのであれば活用する、という考え方を大切にしています。
断熱リフォームは、
「寒さを我慢する暮らし」から「無理なく快適に過ごせる暮らし」へと変えるための選択肢です。
すべてを一度に直さなくても、効果の高い部分から少しずつ改善することで、体感的な快適さは大きく変わります。
「うちの場合はどうだろう?」
そんな疑問があれば、今すぐ工事をする前提でなくても構いません。
まずは現地を見て、必要なこと・できることを一緒に整理するところからお手伝いしています。