断熱リフォーム その2

2026.01.17

前回のブログでは、
冬の寒さやエアコンが効かないといった悩みの多くが、
設備ではなく 家そのものの断熱性能の問題 であることをお伝えしました。

今回は、
断熱性能が住まい手の健康や命にどれほど大きな影響を与えているのか
という視点でお話しします。


寒い地域ほど、冬の死亡率が低いという事実

少し意外に感じられるかもしれませんが、
夏に比べて冬に亡くなる方が増える割合は、
北海道が最も低い というデータがあります。

一方で、

  • 比較的温暖といわれている地域

  • 「そこまで寒くない」と思われている地域

ほど冬季の死亡率が高くなる傾向があります。

鳥取県も、
決して低い水準ではありません。

これは気候の問題というより、
住宅の断熱性能の差が大きく影響している と考えられています。


日本地図に落とすと、傾向がはっきり見える

この冬季死亡率を日本地図に落とし込むと、
さらに分かりやすくなります。

「温暖な地域」とされるエリアには、
冬季死亡率の順位が低い県が多く並んでいます。

鳥取県、鹿児島県、四国・九州の一部など、
寒冷地とは言えない地域です。

これらの地域では、

「そこまで寒くないから」
「断熱はほどほどでいい」

と、
住宅の断熱性能が軽視されてきた背景 があります。


実際に見て感じた、断熱が考えられていない家づくり

昨年、
鹿児島県へ工務店の視察に行く機会がありました。

現地で見た住宅は、
正直なところ、
断熱性能がほとんど考慮されていない と感じる建物が多くありました。

「暖かい地域だから、これでいいんだろうな」

その時は、
そう思っていました。

しかし、
この死亡率のデータを改めて見ると、
その考えは間違っていたと感じています。

暖かい地域だからこそ、
家の中の寒さが健康や命に直結するリスクになっている。

問題がなかったのではなく、
問題に気づきにくかっただけ なのかもしれません。


家の中は、本当に安全な場所でしょうか

家庭内で起こるヒートショックによる死亡者数は、
交通事故による死亡者数の 4倍以上 とされています。

特に多いのが、

  • 脱衣所

  • 浴室

  • トイレ

暖かい部屋から、
冷えきった空間へ移動したときの、
急激な血圧変動です。

「家にいる方が、実は危険な場合がある」

そう言われる時代になっています。


「冷え」は万病のもと

室内が寒い住まいでは、

  • 血圧が上がりやすい

  • 免疫力が下がりやすい

  • 呼吸器系の不調が起きやすい

  • アレルギー症状が悪化しやすい

といった傾向が報告されています。

逆に、
断熱・気密性能を高め、
家全体の温度差を小さくすることで、

  • ぜんそく

  • アトピー性皮膚炎

  • のどや鼻の不調

  • 風邪をひきにくくなった

といった改善が見られたというデータもあります。

家は、
人生の中で最も長く過ごす場所 です。

つまり、

健康に最も影響を与える場所 でもあります。


建て替えだけが答えではありません

健康のために住まいを見直したいと思っても、

「建て替えは現実的ではない」
「費用が心配」
「住み慣れた家を残したい」

そう感じる方は多いはずです。

断熱リフォームは、

  • 必要な場所から始められる

  • 今の暮らしを大きく変えずにできる

  • 健康リスクを下げる効果が期待できる

という、
現実的な選択肢です。


高性能な新築住宅をつくってきた工務店だからできること

私たちは、新築住宅を主軸に家づくりを行ってきました。

だからこそ、

  • 熱がどこから逃げるのか

  • 表面だけ直しても意味がない理由

  • 本当に効果の出る断熱の考え方

を理解したうえで、
断熱リフォームの提案ができます。

見た目を整えるための工事ではなく、
住む人の健康と安心を守るための工事 を大切にしています。


まずは、今の家を知ることから

「うちはそこまで寒くない」
「昔からこうだから」

そう思っていても、
実際に確認してみると、
想像以上に温度差がある家は少なくありません。

まずは、

  • 今の家がどんな状態なのか

  • どこに健康リスクが潜んでいるのか

それを知ることから始めてみてください。

これからも、
断熱と健康について、
少しずつ情報を発信していきます。

寒さを我慢する暮らしから、
健康と命を守る住まいへ。

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