~侘び寂びに住む~

『完璧には叶えられない美しさがある』
日本の和風建築において詫び寂びという捉え方があります。
★詫び寂び(わびさび)
質素で落ち着きのあるものや古くて不完全なものに美しさ・価値を見出す。
全ての儚さや尊さを大切にする考え方。

これは日本人特有の考え方のようで
不完全・不均等・経年劣化といった一見ネガティブに思える要素の中に
美しさや深みを見出す感性です。
皆様は日常生活でこの
『詫び寂び』
を感じられる部分はありますか?
話は変わりますが、以前外装の営業をしていた時のお話。
とても綺麗な家で外装屋の出る幕はないだろうと思っていたところ、
庭先にある壁一面だけが板張りになっていて注視して見てみました。
すると・・・
・節が飛んで穴だらけ
・真っ白で傷んでいる
・板自体が反って割れ目が酷い
このような状態だったので
「塗装したらもっと綺麗になるのに!!✨」←若干26歳の私。
と意気揚々と声を掛けました。

※写真はイメージです 笑
「実は前から気になっていて…」
みたいな展開があるかと思えば全くの逆方向!!!
「これがいい。これだからいいんです。」
とお住まいのご主人様に淡々と述べられました😅
話によると、この板以外の部分は綺麗に直したが、
ここだけはわざと手を加えず、「経年劣化を楽しむ為に残したんです。」
とのこと。
もうグーの音も出ませんでした 笑
家の価値観はそこに住んでいる人にしか分からない。
貴方の家にはどんな~詫び寂び~がありますか?
―結び―
ついこの間、鼻と喉をやられました。
寒暖差が激しいと体調管理が難しいですね🤒
実はお粥って消化に悪いのご存じでしたか?
噛まずに飲めてしまうので逆に消化不良に陥るんだとか(・・;)
皆様ご無理なされないように・・・
ご一読頂きありがとうございます。