今週もインプット

2025.11.14

先日の菱田工務店さんに続いて、名古屋のエコ建築考房さんを視察させていただきました。
自然素材を活かした家づくり、高性能設計、そして暮らしを大切にする姿勢で全国的にも評価されている会社で、以前からぜひ訪れたいと思っていた工務店さんです。

今回の視察では、建物の見学だけでなく、家づくりの思想や組織づくりについても深く学ばせていただき、非常に大きな気づきとなりました。

エコ建築考房さんの住宅には、
“暮らしの心地よさ”を最優先にしている
という強い一貫性があります。

・窓の位置
・光の入り方
・風の抜け
・素材の選定
・空間の気配やつながり

など、日々の暮らしが自然と豊かになる工夫があらゆる場所に散りばめられていました。

派手なデザインではなく、住む人の生活に寄り添い、その家族の時間を丁寧に支える設計。
その静かな説得力こそが、エコ建築考房さんの魅力だと感じました。

無垢材・紙クロス・左官など自然素材を使いながら、
断熱・気密・日射取得・通風といった 高性能住宅の要素 をバランスよく成立させている点も大きな魅力です。

素材と性能が別々ではなく、
「暮らしを守り、長く快適に住んでもらうための設計」
として一体化している。

ここに、経験と哲学に裏付けられた家づくりの深さを感じました。

エコ建築考房さんが大切にしている軸の一つに、
「4方良し」 の考え方があります。

  • 社員とその家族

  • 仕入れ先

  • お客様

  • 地域社会

すべてが幸せになる会社を目指す姿勢は、
家づくりだけでなく会社経営にも深く根付いています。

その取り組みが評価され、
2021年には「日本で一番大切にしたい会社大賞」審査委員会特別賞を受賞。

社員数も2012年の8名から、2024年には60名規模へと成長されています。
この数字は、理念が本物であり、組織文化が社員に浸透しているからこそ実現できたことだと強く感じます。

住宅の品質だけでなく、
“人を大切にする会社づくり”という視点からも学ぶ点が非常に多い視察となりました。

他社さんの家づくりに触れることで、
自分たちが見落としている視点や、新しい可能性に気づくことができます。

エコ建築考房さんの家づくりと経営の両面は、
タウン建設のこれからの方向性を再確認させてくれる、大変貴重な学びとなりました。

今回の視察で得た気づきを、地域の皆さまにより良い形で還元できるよう、これからの家づくりにしっかり活かしていきたいと思います。

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