断熱システム「エコサーム」について

こんにちは。夏が終わり、涼しい気温となり過ごしやすい時期になってきましたね。
今回は、現在進行中の現場で、施工している断熱システム「エコサーム」について触れていきたいと思います。
「エコサーム」とは何かについて触れる前に、外断熱について知る必要がありますので、少しここで紹介させていただきます。
外断熱とはざっくり言うと、建築物を外側からすっぽりと断熱材で覆う方法です。
コンクリート建築物を夏の暑さや冬の寒さから保護するために、断熱材というものが使用されます。古い建築物の中には断熱材が設置されていないものもあり、これを「無断熱」と呼びます。また、外壁の内側に断熱する方法を「内断熱」、外側から建物を断熱材ですっぽりと覆う方法を「外断熱」と呼びます。 環境に対する取り組みが進んでいるヨーロッパでは、ほとんどの建築物が「外断熱」となっています。
一方、日本の建築物は「内断熱」が一般的ですが、弊社では内、外断熱両方を行っている為、断熱性能は「断熱等級6」と高い水準となっています。
そして、その外断熱に今回は「エコサーム」と呼ばれる断熱システムを、某現場にて施工しています!
詳細は以下の画像を確認していただけたらと思います。
普段でしたら、耐力面材と呼ばれる材料上にシート→断熱材→通気胴縁→外壁材となりますが、このエコサームですと通気と断熱が兼用となり、且つ外壁塗り下地ともなり、様々な機能を持っています!
建築資材も使用用途や種類様々ありますが、その建築物の条件、予算など、用途に応じて、数ある建材を使い分けながら今後もいろんなパターンに対応できたらと思います。