ゼロ

2025.10.07

夏も過ぎ去り、秋らしくなってきました。

皆様どうお過ごしでしょうか?

だいぶ過ごしやすくなりましたね!

さて、今回軒ゼロに触れてみたいと思います。

先日お客様から、軒ゼロってどう思われます?と聞かれ(んー)

外観によるけど・・・

 

そもそも軒(のき)ってなに?

軒とは、屋根が外側に出っ張っている部分で、

昔の日本家屋では、夏の強い日差しや雨から家を守る´ひさし´的な役割を担っていました。

 

 

最近はモダンでシンプルなデザインを好む方が、増えたため屋根の出っ張りを無くした軒ゼロ住宅

が人気になっているようです。

それではメリットは

・狭小地で敷地を無駄なく使える

・建築コストの削減になる(軒の天井がないため)

・スッキリ・スタイリッシュに見える

などがあります。

デメリットは

・雨が直接外壁に当たりやすく、外壁の劣化が早まる可能性

・夏場、窓からの直射日光で室内温度が上昇しやすい

・雨音が壁に響き、外壁の汚れが目立ちやすい

といったことがあげられます。

では寿命はというと

軒ありの住宅のほうが、外壁や窓まわりの劣化が遅く、軒によって雨風や紫外線をカットできるため

長持ちさせたいなら、軒ありが有利です。

ですが、軒ゼロでもメンテナンス前提の設計・素材選びをすれば

じゅうぶん長持ちする家も計画できます。

太陽光を活かしたパッシブデザイン(冬は日差しを取り入れて暖かく、夏は遮る)

は難しそうですが・・・

あと雪国では屋根からの落雪で、外壁や玄関が傷むことがあるため不利です。

 

結果 都市部や狭小地では、シンプルな外観が、周囲の景観とも調和しますし

軒ゼロでも外壁素材の選定によっては、良いと思います。

 

ただ懸念点は、軒がないため、施工方法によっては雨漏りの原因となりかねません。

正しい施工方法が大事だと考えます。

↑軒ゼロ対応

屋根と外部通気・外壁の取り合いを正しく施工すれば大丈夫です。

よって軒ゼロでも施工対応可能✌

 

軒あり・軒ゼロどちらも好みがあると思いますが、

地域・まわりの景観に合わせた提案が出来ればと思います。

 

ではこのあたりで✋

ありがとうございます。

 

 

 

 

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