空間は断面から宿る

2025.04.28

こんにちは

半年ほど前から弊社が参加している

飯塚豊氏の設計塾で学んでいることについてお話しますね

 

↑こんな感じでオンラインで学んでいます

 

みなさん、土地が決まってさあ家を計画するぞというタイミングでまず何から始めますか?

そう、大体の方が 間取りから入ると思います。

私も最初のころはどうしても平面的な思考から入ってしまい、

空間に取り込みたいものの寄せ集めで立面に違和感があったり1階と2階で別の建物?

と思わせるようなものになりがちでした(-_-;)

 

でも、設計塾で学んだのはちょっと違いました。


実は、最初に考えるべきなのは  屋根 なんです。
屋根から考え始めることで、家の印象や個性が自然と決まっていきます。

屋根にもいろいろ種類があるので迷っちゃいますよね

(画像出典:メタル建材)

個人的に好きなものはデザインとしてもかっこよく、空間がまとまりやすい

切妻屋根です

▨ 屋根は家の顔 ▨

屋根というのは、建物の「ふた」ではなく

」を作るもの。

高い屋根、低い屋根、斜めにかける屋根

屋根の形をどうするかで、家の中の風景や光の入り方が大きく変わります。

屋根をどうつくるかで、その家の

雰囲気」や「外観」が決まる。

まず最初に、屋根をデザインすることで、どんな空間を作りたいのかが見えてきます。

▨ 断面から空間を作る ▨

屋根の形が決まったら、次に大切なのは

断面 を考えること。

断面図を描いて、空間の高さや広がりをイメージします    

この段階で、天井が高い場所、吹き抜けのような開放感がある場所

屋根が支える空間を具体的に思い描きます。

断面を決めることで、空間の雰囲気がどんどん形になっていきます

▨ 中間領域をデザインする ▨

内と屋外の間にある「 中間領域

これも重要な部分です。

軒下や縁側、テラスなど家の内外をつなぐ

曖昧な空間

が暮らしを豊かにします。

この空間をうまくデザインすることで

家の中にゆとりが生まれ、生活の質が

格段に向上します

▨ 最後に間取り ▨

屋根、断面、中間領域が決まったら、ようやく間取りに取り掛かります。

この段階で、すでに屋根と断面、窓の位置などが決定しているので、

間取りは自然に決まっていきます。

最初のころのように無理にパズルのように

部屋を配置するのではなく、

この流れを作ると空間全体が

ひとつにつながっていきます。

家を購入するというのはほどんどの方が

人生で1番の大きい買い物だと思います。

そんな思いの詰まった家を

よりよいものでお渡しできるよう

空間は屋根から考える

設計塾で学んだこのアプローチを家づくりの

指針にしていきたいです。

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