小屋裏エアコンとは?

2025.05.02

初夏の陽気の中、各現場では大工さんたちが汗をかきながら丁寧に作業を進めています。

今日は、最近ご相談の多い「小屋裏エアコン」をご紹介します。

■ 小屋裏エアコンってなに?

「小屋裏エアコン」とは、普通の壁掛けエアコン本体を屋根裏(小屋裏)に設置し、天井にある吹き出し口から家全体に冷房を送る空調方式のことです。

壁掛けエアコンのように目に見える機械が室内になく、すっきりした見た目で、なおかつ家じゅうをムラなく快適な温度に保ちやすいのが大きな特徴です。

■ ショールームでも体感できます

実際に、タウン建設のショールームでもこの小屋裏エアコンを使っています。
「エアコンが見えないのに、家じゅう涼しい!」「トイレも温度差がない!」と見学されたお客様が驚かれることもしばしばです。

エアコンは天井裏に隠れていて、天井の吹き出し口から静かに空気が流れるだけ。
夏も冬も温度差が少ない、そんな快適さをぜひ体感してみてください。

■ 空調も「設計」する時代へ

タウン建設では現在、設計スタッフ一同で空調設計について学ぶ「空調講座」を受講しています。

単に「大きなエアコンをつければ快適」ではなく、その家に必要な冷暖房能力や気流のコントロールを、住宅性能に合わせて設計することが大切です。

■ エアコン選びも、住宅性能しだい

小屋裏エアコンを導入する際は、家の断熱性や気密性、間取りや日当たりなどをもとに「この家に必要なエアコンの能力(kW数)」を工務店側でしっかりと計算しています。

その計算のベースとなるのが、
・UA値(断熱性能)
・C値(気密性能)
・熱負荷計算(冷暖房に必要な熱量)
といった温熱の設計数値です。

▷ UA値(外皮平均熱貫流率)

家からどれくらい熱が逃げるかを示す数値で、小さいほど高断熱。
断熱性が高いと、エアコンの効きが良くなり、無駄な電力も使いません。

▷ C値(隙間相当面積)

家にどれくらい“すき間”があるかを示す気密の指標です。
気密性が高いと、計画通りに空気が流れ、効率よく空調が働きます。

▷ 熱負荷計算

部屋の大きさ、窓の数、断熱材の種類などをもとに、どれくらいの冷暖房能力が必要かを計算することで、無駄なく快適な空調設計が可能になります。

■ 見た目も、空気も音も快適に

小屋裏エアコンは、部屋の中に大きな機械を置くことなく、家全体をやさしく、静かに、そして効率的に冷暖房できるすぐれた方法です。
この静かにというのは大切なポイントです。
熱帯夜が増えてきて、夜寝る時もエアコンを稼働させる日数が増えています。
エアコンの動いている音がうるさくて眠れないということもなくなります。

でもその効果を最大限に発揮するためには、住宅性能と空調の設計がセットで考えられていることが必要です。

タウン建設では、見た目のデザインや間取りだけでなく、空気の流れや温度差まで設計に取り入れた家づくりをご提案しています。

ぜひ一度、ショールームで“見えない快適さ”を体感してみてくださいね。

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